金曜日の仕事帰り、偶然の出来事

金曜日の夕暮れ。

保育園での一週間を終え、心地よい疲れを感じながら車へと向かっていました。

駐車場の前を通りかかったとき、歩行者の方と目が合ったので、自然と「こんにちは」と声をかけました。そのまま車に乗ろうとしたその時、後ろから「すみません」と声をかけられました。

正直に言うと、一瞬「保育園への何かのお問い合わせかな? もしかしてクレームだろうか?」と身構えてしまいました。しかし、振り返ったその方の様子からは、純粋に困っている空気が伝わってきました。

寄り道という名の偶然

「どうされましたか?」と尋ねると、「近所の者ですが、『○○○』というお店はどこでしょう?」との質問。

私自身も場所には少し自信がなかったのですが、Googleマップで調べてみるとすぐ近く。放っておくこともできず、目的地まで歩きながらお話しすることにしました。

道中、その方からこんな話を聞きました。

「市内から嫁に来て、ここにはもう長年住んでいるのだけれど、どうもこの辺りは道が入り組んでいて、なかなか土地勘がつかなくて」

そうおっしゃるその方に、私も「実は僕も、その近くの出身なんですよ」と答えると、驚いたような顔をされて。

話を聞けば、その方は近くの馴染み深いお店のご家族の方でした。

仕事でもプライベートでも親しみのあるお店だったこともあり、そんな場所の方と、こんな道端で偶然出会うという不思議な縁を感じずにはいられませんでした。

お互いの地元話で少し盛り上がり、お店の前でお別れするときに「お名前は?」と聞かれたので、簡単に名乗って見送りました。

一週間を走り抜けた金曜日の帰り道。

急な対応に、自分でも少し疲れていたはずでした。

けれど、こうして誰かの小さな困りごとを解決し、思いがけない「ご縁」に触れることで、不思議と心が満たされていることに気づきました。

効率や論理を大切にする日々を送っていますが、時にはそんな計算を超えた「予測不能な寄り道」こそが、人生を豊かにしてくれるのかもしれません。

おかげさまで、最高にいい気分で一週間を締めくくることができました。

明日からの週末も、また心穏やかに過ごせそうです。

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